在宅訪問診療

在宅訪問診療とは

訪問診療とは、寝たきりで介護を受けている方や、通院が困難な方の所へ定期的に訪問して行う医療のことです。患者さんの生活の質を保ちながら、総合病院への外来や入院の数を減らし、患者さんご本人だけではなく、ご家族の負担も軽減できるよう努めます。
在宅訪問診療には保険の適用が可能です。

1.治療費について

在宅患者訪問診療料 1回につき ― 833円
在宅医学総合管理
処方箋交付
1か月ごと ― 5000円
居宅療養管理指導料
要介護認定の方
1か月ごと ― 292円

※医療保険や公費負担制度、介護保険などの状況により、実際の請求金額は異なります。
※症状に応じ、検査や処置、薬剤等の費用は、別途必要となる場合があります。
※詳細に関しては、医院まで直接お電話にてご確認ください。

2.訪問可能エリア

在宅訪問診療は、主に5km圏内で行っております。

主な訪問可能エリア
  • 船橋市
  • 習志野市
  • 千葉市

在宅訪問診療で可能な治療範囲

よく「在宅訪問治療は診てもらえる症状が少ないから・・・」と勘違いされている方が多いようですが、基本的には在宅訪問治療でも、外来とほとんど変わらない治療が可能です。
例えば、脳梗塞で寝たきりになってしまった患者さんや、心不全にかかり動けなくなってしまった患者さんを、外来患者さんとほとんど同じように診療することができます。

ただし、「在宅診療」であり「入院診療」ではないため、「24時間いつでも医師や看護師を呼べる」わけではないので、そこだけは誤解しないでください。
「入院は嫌いな方」「家で最期を迎えたい方」「家族に負担をかけすぎている方」などは、在宅訪問診療も1つの選択肢として考えると良いでしょう。ぜひ一度ご相談ください。

アドバンス・ケア・プランニングについて

アドバンス・ケア・プランニングの定義は、「将来の意思決定能力の低下に備えて、患者さんやそのご家族と、ケア全体の目標や具体的な治療・療養について話し合うプロセス」とされています。

患者さんがご自分の将来について1人で考えるのではなく、ご家族をはじめ医師、看護師、ケアマネジャーたちとも一緒に考え、計画していくことで、患者さんの意思や価値観をあらかじめ周囲の人々に共有できます。そうすることで、患者さんが治療を受けていく中で意思決定能力がなくなってきたとしても、患者さんの意思や価値観が尊重され、最期まで患者さんにとって、最善の治療を選択することが可能になります。

よくある質問

Q

在宅訪問診療の対象は?

A

身体が不自由で通院が困難な方や、施設での介護を受けている方が対象になります。

Q

在宅訪問診療と、往診の違いは何ですか?

A

在宅訪問診療は、定期的に患者さんのご自宅等にお伺いします。
往診は、患者さんの具合が悪くなった時に、緊急でお伺いします。

Q

在宅訪問診療の頻度はどれくらいですか?

A

保険診療で定められた月2回の訪問診療のほか、状況により予定を立てさせていただきます。

Q

施設への訪問も可能ですか?

A

基本的には可能ですが、施設の許可が必要になります。まずはご相談ください。

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