★インフルエンザ遺伝子核酸検査導入について
2024年6月からインフルエンザ核酸検出検査が保険収載されました。
今までの抗原検査では検出しきれなかった、発症12時間以内の症例も96.2~100%の検出感度で検査が可能となりました。
特に、65歳以上の高齢者、妊婦、慢性の肺疾患・心疾患・腎疾患・肝疾患・血液疾患・糖尿病・神経疾患・脳卒中・免疫抑制治療中・BMI40以上などのインフルエンザ合併症のリスクの高いとされる方に保険適用があります(※保険適用があるかは個別の判断となります)
発熱初日に検査をして「陰性」、翌日再検査で「陽性」ということも少なくなると思われます。
抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑える薬なので、感染後早期に内服や吸入するほどよく効くと言われています。
当院ではコロナウイルス感染症の核酸検査に対しアボット社製『IDNow』を以前から導入しており、今回インフルエンザについても対応が可能となりました。
検査費用は、抗原検査より高額となります(3割負担の方で差額約480円)ので、抗原検査と核酸検査のどちらで対応するかは問診の際に説明させていただきます。
ご不明な点がございましたらお申し出ください。